|
|
|
少女型のアンドロイドのこと。ガイノイド(gynoid)は「ギリシャのガイネ(gyne)」つまり女性から来ているため、女性型アンドロイドのことをいう。その反対に、アンドロイドの「アンドロ(andro)」は男性を意味しているので、女性型についてはガイノイドとして区別している。
人間のために作られたはずのガイノイドが、暴走し所有者である人間を惨殺、そして自壊するという事件が多発。その中に政治家、公安関係の退職者各1名が含まれており、テロの可能性も考慮されたため9課が捜査に乗り出した。ここから、『イノセンス』の物語はスタートする。
類似
→ アンドロイド
→ バイオロイド
(INNOCENCE)
|
|
|
疑似記憶
|
|
|
デザイナーが作成した記憶の断片情報を脳の中で再生し、それを実体験として体感する娯楽。
また、医療用としては精神治療の一つとして、ある場面で恐怖を感じる場合、例えば犬を見て昔かまれた経験があるため恐慌をきたすような場合、犬という情報が「噛まれた」という恐怖の記憶と強固に結びついている。そのため、この結びつき=リンクを切り、犬に対する好意的な記憶を新たに関連づけることにより、今度は犬を見ると嬉しいといった感情が引き出され、パニックを起こさなくなる、といった治療にも利用される。 |
|
|
疑似体験
|
|
|
創られた記憶(体験)。
悪用する場合、たとえばターゲットとなる人をゴーストハックして記憶を書き換え(上書き)、犯罪を侵すように人間を操る事が可能となる。しかし操り人形のように直接動かす訳ではなく、自分で判断し行動を起こすように、いうなれば錯覚を起こさせる間接的なものである。
英語 Simulated experience (攻殻機動隊
THE GHOST IN THE SHELL バイリンガル版 P93より)
|
|
|
義体化
|
|
|
サイボーグ化とも言える。手足としての義肢(義手、義足など)、そしてさらには人工臓器や組織生体工学の技術が、ロボット工学と結びついて発展し、ゴーストの宿る脳や中枢神経を除いた全ての器官を人工物に置き換えること。
ちなみにこの言葉は、コミック「攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL」で初めて使われるようになった。現在、医療用として義手や義足があるが、その延長で全身に及んだものが義体である。 |
|
|
義体信号
|
|
|
義体が持つ特有な波形信号のこと。義体が動作している時に発生する。人間でいう「生体電流」や「神経信号」のようなもの。
と言う事は、サイボークも「電気(電流)」には弱いか。だから「スタンナックル」が有効な武器になる。 |
|
|
機密ボディ
|
![](image/GitS1_motoko08S.jpg) |
|
義体が最高・最新の技術で作られている場合、出来上がった義体自体が最高の機密に属するようになる。そのような超高度な義体の事を機密ボディと呼ぶ。
9課に所属するような場合、このような高性能義体が必要になるが、反面、その性能・機能を維持するために高度なメンテナンス技術や高価な部品が必要になり、大多数の個人では維持する事が出来ない。もっとも、このような義体を購入する事も出来ないが。 |
|
QRSプラグ
|
![](image/QRS01.jpg)
![](image/QRS02.jpg)
|
|
電脳化した人間が、電脳から直接ネットワークに接続するために、首の後ろに配されるインターフェースがQRS(Quantam
Resonance Spectromater)プラグである。
「攻殻2nd」までは、首の後ろから直接ケーブルを繋いでいたが、、「攻殻
S.A.C. SSS」ではチョーカー(choker 首輪型の首飾り)状の装置を経由しているため、ケーブルを前方に引き出しやすくなっている。
|
|
キルゾーン
|
|
|
普通の意味としては、「武装の有効使用範囲内」のことを言う。しかしイノセンスにおいては、敵の射程範囲内に捕らわれていることをさしていると思われる。
(INNOCENCE)
|
|
|
軍事データベース「パンドラ」
|
|
|
軍が行った作戦の詳細を始め、大戦中からの政府管理機密を含む軍・公安の全ての情報が記録されているデータ・ベース。戦後の軍事外交戦略のいしずえでたり、他国への漏洩が国家機密ともなりうる両刃の剣。
(攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers) |
|
軍事用モジュール
|
|
|
軍事用プログラムなどの構成要素の一つ。負荷のかかる処理をマスフィールド・ユニット上で展開させるための装置。
(攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers) |
|
ゴースト
|
|
|
電脳により脳の記憶を外部化することは、複雑で微妙な社会状況を引き起こした。この電脳化・義体化により、曖昧になってきた「人とは何か?」「心とは何か?」と言う疑問から『ゴースト』と呼ばれる概念が生まれてきた。『ゴースト』とは、人間の個体としてのアイデンティティーを司る部分をさす。
つまり、今の言葉で“魂”“霊魂”を意味し、「個(個人)」を特定する因子のこと。 |
|
|
ゴーストダビング
|
![](image/GhostDubbing03.jpg)
|
|
ゴーストを複製すること。動物実験で劣化した大量複写は出来るが、オリジナルの脳が破壊されることが判明し禁止された技術。第7話『偶像崇拝』では、テロリストのマルセロはダビング目的で日本に潜入。3回も入国していた。精神力が必要。 |
|
ゴーストハック
|
|
|
悪意を持つ他者によってゴーストの障壁を突破され、自分という個を乗っ取られること、または逆に他者のゴーストを乗っ取ること。これは他者を完全に支配下におけることが出来るため、重罪となる。 |
|
|
ゴーストライン
|
|
|
サイボーグの電脳内のゴーストが存在する部分を囲っているしきりの部分。あるいはそのゴーストの領域として認知されている境界線。
作品中では、どちらかと言えば後者の方を多く指している。コミック版「攻殻機動隊」のP13にも、『全員脳潜入用意! (中略) チリチリする辺がゴーストライン、それ以上は潜るな (中略
P14へ) そろいもそろって、ゴースト近くまで潜って来やがって、くそッ』と言う記述があるように、物理的な障壁というよりは、電脳空間における「ゴーストとの境界線」(前述通り)なのでしょう。 |
|
|
公安9課
|
![](image/Section9buil_01.jpg)
|
|
2029年に、内務省直属の国際救助隊の名目で設立された特殊治安部隊。イギリスのSAS(英国特別航空任務部隊 第22スペシャルエアーサービス連隊)を参考に、攻性の部隊として組織された。組織のトップは首相となっており、メンバーは元軍人や軍属、特捜のエリートで構成され、課長(映画版・コミックでは部長)の荒巻大輔以下わずかに8名。これに小型思考戦車(製作当初はアームスーツ)タチコマ9機が加わる。「笑い男事件」の一連の動きの中で一度は壊滅したが、茅葺政権発足後、短期間のうちに復活した。新たな脅威と戦っていくこととなる。高レベルの電脳技術と義体化による超人的な戦闘力を持ち、タチコマや専用のティルトローター、軍隊に匹敵する火器を装備し、常に攻性であることから「攻殻機動隊」とも呼ばれている。 |
|
公安6課
|
|
|
外務省条約審議部の通称。海外がらみの事件や工作、諜報を担当する、外務省の情報部隊。9課と違い、宗教などの違う海外を相手にする関係上、悪感情を持たれないように職員たちは義体化をせず、生身のままである。 |
|
|
|
|
|
|
「攻殻機動隊」の「攻殻」が何を意味するかは、ファンの間でも議論が分かれているが、作品世界の中ではその意味は限定されている。
コミックの「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」P159に、フチコマのおじいちゃんである「やまとん1号」の記憶箱が出てくる。その名称は「攻撃型装甲外骨殻」という。つまり、これを略したのが「攻殻」であって、攻殻とはすなわちフチコマのことである。そして「攻殻機動隊」とは「フチコマを操る機動隊」を意味している。
「外骨殻」とはアームスーツを表す。フチコマはアームスーツがAIを搭載してロボット化したものであって、基本的に人間の「服」としての役割を果たすものである。これに対し現在の戦車がAI化という進化過程を経たとすると「思考戦車(シンク)」になる。フチコマはあくまでアームスーツの進化型で、「着る」ものであるのに対し、シンクは「乗る」戦車なのである。もっともフチコマ、タチコマ、ウチコマも、見ていると「着る」という感覚よりは「乗る」と言った方が合っていそうだが。
「やまとん1号」はAI搭載攻撃型装甲外骨殻の初期型。フチコマはその孫、3代目にあたる。
「攻殻機動隊 メカニカル解析読本」より
|
|
|
|
|
交通管制システム
|
|
|
この時代にハイウェイを走る電子制御の車両は、都市交通管制システムの制御下に置かれている。この制御のおかげで、ニューポートシティの交通事情は改善され、30年近く交通渋滞が発生していない。ただし、一部の燃焼式エンジンを搭載した車両は、このシステム下より外れているため旧来の監視装置や交通標識などによる二次的な対応が取られている。
(攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers) |
|
501機関
|
|
|
国際派の軍内特殊機関 : サイボーグ部隊の育成と運営を主とする特殊機関。国際駐留軍の分課に属し、海外派兵に参加する事が多く、「国際法に従って」行動する。複数のスペシャル・ユニットを擁しており、軍の構成から半ば独立した防衛庁属轄である。
「攻殻機動隊ARISE」に登場する、草薙素子(階級:三左)が、2027年当時に所属する部隊。
(攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain) |
|
|
コリオリの法則
|
|
|
地球の自転により、風が受ける影響のことである。普通、狙撃の時に考えるのは風の影響であるが、その風に影響を及ぼす要素もあるわけである。
この言葉は、2ndGIGの第14話「左眼に気をつけろ」で、少佐が当時敵であったサイトーの狙撃の腕前を見て言った言葉の中にある。
超一流のスナイパーは、このような微妙な影響も考えて修整をし、またそれを逆に利用もして狙撃をしてくるのである。だがそのことを、瞬時に気づく少佐もさすがである。 |
|
|
|