攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyの世界

 

そして2年の歳月が流れた・・・・・・

A.D.2034

組織が拡大を遂げる中で、
精神的支柱を失った公安9課に、
かつてない試練が襲い掛かる。

6カ国協議によって
日本政府に押し付けられた負の遺産。
その背後に超ウィザード級ハッカーの
影がちらつく。

社会インフラを逆用した完全犯罪。
公安9課を待ち受ける巧妙な罠。
そして訪れる絶体絶命の危機・・・・・・

攻殻機動隊 S.A.C.プロダクションノート
インフォメーションより

販売:バンダイビジュアル

 

荒巻が・・・

バトーが・・・

そして、トグサが・・・

その時、茅葺は・・・

9課の新メンバーは
 何を体験するのか?

 

“Solid State“に近づくな・・・

 

いったい「傀儡廻」とは

 何者なのか・・・

 

 


 

ストーリー

 西暦2034年。難民蜂起事件が終結、そして公安9課から草薙少佐が去って2年の歳月が経過していた。トグサが新しく組織を率いる立場となり、新人20名を増強した新生公安9課に、新たな事件が持ち込まれた。

 シアク共和国のカ・ルマ将軍に忠誠を示す「梵」の刺青を入れた13人のテロリスト(特殊工作員)の連続自殺事件に絡む「空港人質立て篭もり事件」の鎮圧である。その結果、公安9課に追い詰められた立て篭もり犯(カ・ルマ将軍の長男 カ・ゲル大佐)は「傀儡廻(くぐつまわし)が来る」と言い残し、自決した。捜査の結果、一連の事件を背後で操っている存在が「傀儡廻(くぐつまわし)」と呼ばれる超ウィザード級ハッカーであることが判明する。2年前に失踪した少佐も、新浜港のクレーン上でこの状況を監視していた。
 荒巻課長やトグサらはティルトローターに載り、カ・ルマ将軍の幽閉先へ向かった。
 独自に捜査をしていたバトーは、「梵」の刺青を入れたテロリストが自殺した現場から、荒巻課長の指示によりテロリストの一員であるマ・シャバが潜む病院へと向かった。

 カ・ルマ将軍の幽閉先では、自殺した将軍の遺体と共に、マイクロマシンウイルスによるテロに関するログが押収された。幽閉され外部と遮断されていると思われていた将軍は、介護ネットにバックドアをもうけ、仲間と連絡を取り合っていた。そのログにより9課の考えていた「テロリストの連続自殺はこのテロの始動の合図」、ということは否定された。それどころかカ・ルマ将軍の自殺に、「自殺を見せかけた暗殺」の臭いを9課は察知した。政府内部に、将軍が死んだことを知らせたくない「誰か」がいるのだ。
 そして「傀儡廻」という血文字も発見する。「傀儡廻」とはテロリストの中の一人か???。疑問は深まっていく。
 一方マ・シャバのいる病院では、バトーより一足早くクロマ義体の少佐が到着していた。迷うことなくラボに入り、マイクロマシンウイルスの入ったクーラーボックスを奪取した。脱出に移った少佐は、ドアの小窓からバトーの姿を発見する。
 一方バトーは不審な車(フェラーリF430)のセキュリティーの張り方から、少佐が近くにいることを感じた。するとその時、近くで爆発が生じた。爆発現場に向かうバトー。
 爆発現場では、少佐が深海作業用ロボットに襲われていた。少佐を「傀儡廻」と思ったマ・シャバが、電脳のハッキングをおそれてこのロボットで少佐を攻撃したのだ。追いつめられる少佐。しかしバトーの命令により、裏へ回ったウチコマが破壊したドアから無事脱出した。それを追うバトー。そして、銃口を向け合う二人。そこでお互いを確認する。少佐は「個人的推論にのっとった捜査活動」を行っていたのだ。
 そこに深海作業用ロボが現れる。銃を構えるバトー。少佐がそれを制止する。何か動きがおかしい。フラフラと暴走をしている。壁に激突するロボット。クーラーボックスをバトーに預け、少佐はロボットに飛び乗った。すかさずQRSプラグを、ハッチのポートにジャックinする。ロボットが停止し、プラグを抜いた少佐はハッチをこじ開けた。すると中にいたマ・シャバは、すでに死亡していた。
 クーラーボックスを受け取った少佐は、バトーの車のキーをスリ取り車に乗り込んだ。そして「ソリッドステートには近づくな」と忠告を残し、去って行った。
 応援に来た9課のメンバーの口から、バトーは「傀儡廻」の存在を知る。そして、少佐がその「傀儡廻」ではないかと疑問を抱くのだった。
 病院内を捜索した9課は誘拐された児童を発見。マイクロマシンウイルスを子供に埋め込み、ウイルスをばら撒くというテロの全容を知るのである。

 少佐(クロマ義体)はペントハウスの最上階にいた。エレベーターを降りたロクマとすれ違う無表情のサラリーマン風の男がクロマをちらっと見る。コシキ タテアキである。なぜ彼がここに・・・?。
 奥に歩みを進めるクロマ。クロマが入った部屋は、義体収納場所が7つ有る部屋だった。マイクロマシンウイルスの入ったクーラーボックスを床におき、クロマは空いている収納室に入ると、隣の収納室から別の義体が出てきてクーラーボックスを肩に提げ部屋を出て行った。
 操作室の中にはコドモトコ(ロキとコナン)と草薙素子本人がいた。

 9課本部ではサイトーがアフリカから戻ってきていた。サイトーとバトーも会議に合流した。アジトから見つかったリストにより、テロリストの構成員は自殺した13名の他、カ・ゲル、マ・シャバそしてラジ・プートの3名で計16名であること。そしてテロに使用する物は、天然痘ウイルスを遺伝子操作した時限発症機能付きのBC兵器であり、1グロス計144本のアンプルが国内に持ち込まれていることも報告された。
 これによりマイクロマシンウイルスのアンプルの行方と、「傀儡廻」捜索をすることになった。
 一方、9課解析室付属の子供部屋にいる子供たちを、メディカルチェックしたイシカワ達からトグサは報告を受けた。マイクロマシンウイルスを埋め込まれた痕跡はなく、虐待による傷跡だけであること。しかし記憶の一部が消されており、IDが別の物に書き換えられていること。そのため名前と住所は言えても、両親のことは記憶しておらず、その住所には老人が住んでいると言うことだった。そして、共通することはその老人達が「全自動老人介護システム」に繋がっていることだった。
 そこでトグサはある疑問を持った。カ・ゲルはテロを起こすため、人間爆弾を作ろうとしていた。ならなぜ、親の記憶を消す必要があったのか。本来ならウイルスを仕掛けた後に、誘拐の記憶を消し親元に帰すはずである。また電脳化は誘拐前に行っていた。しかも合法的に。このことから厚生省や総務省のデータと、住基ネット上のデータに不一致があるはずであることに気づき検索をかけた。結果は20,063名。これだけの誤差があるとは。これだけの人数が誘拐されているとすれば、誰かが気付いていいはずだ。疑問が疑問を呼ぶ!。そこで不一致の子供の名前と住所データを、洗い出すことにした。検索をかけ始めてすぐに、警報がけたたましく鳴り響いた。そしてレベルEクラスのウイルスが確認された。総務省のデータにウイルスが仕込まれていたのだ。コマンドを受け付けないシステム。消えていくデータ。
 電源線をバトーが切り、この事態はやっと収拾した。
 ここでさらに疑問がわき上がる。20,000人以上の誘拐はカ・ゲルや「傀儡廻」にできる数字ではない。また、住基ネットのデータの不一致を放置しているのは、あまりにお粗末である。何か別の意図を感じるバトーであった。
 そこに荒巻課長が、マイクロマシンウイルスのクーラーケースを持ち現れた。何者かにより厚生省の病原微生物管理区画に届けられたのだ。これで捜査の柱の1つである、ウイルスの行方の追及は解決した。残ったのは後1つの柱である、「傀儡廻」の捜索。
 しかし荒巻課長の口から、捜査中止の言葉が発せられた。
 恩師の病院へ向かおうとしている荒巻の車の中。バトーは荒巻の真意を確認する。少佐が去ってからの9課のあり方を、荒巻から聞かされたバトー。バトーだけではなく、荒巻もまた大きなそして貴重な柱を無くしたことに苦悩していたのだ。
 真意を知ったバトーがエレベーターホールまで戻りトグサを見つけた時、突然、非常事態を告げるイシカワからの知らせが電脳内に響いた。現場へ行くと保護した子供達はいなくなり、プロトが銃口を自分の頭部に当てていた。それを取り押さえたバトー。子供達を捜索するよう、トグサの指示が飛ぶ。各自が散開する中、バトーがトグサを呼び止めた。
 「傀儡廻の正体に、心当たりがある」、ここでバトーはマ・シャバのいた病院で少佐に再会したことを告げた。そしてカ・ルマ将軍の暗殺を企てたのは条約審議部で、少佐がそこにいるだろうと言うことも・・・。
 そこに荒巻課長からの電通が入る。「バトー!サイトーと2人で大至急、環状16号線に向かえ!最優先事項だ!」。そしてトグサも、「傀儡廻」が9課に侵入したことを告げた。これにより「傀儡廻」捜索が再開された。
 またバトーとサイトーへの指令は、唯一入国していなかったテロリストであり、元シアク共和国の特A級スナイパー ラジ・プート中尉が国内で捕捉されたので、これに張り付き目的を調べることだった。早速2人は現場へ飛び、ラジ・プートの乗ったタクシーに接近した。

 一方トグサには、いなくなった子供の1人が確認されたというイシカワからの電通が入る。トグサもそちらに急行する。

 バトーとサイトーは、一晩中ラジ・プートに張り付いていた。その走行中、常に「聖庶民救済センター」が見えていることに気づき、ヒットする対象がこの関係者であると予測する。

 子供の保護に向かったトグサは、子供が入った家に潜入した。
 そして奥の部屋で介護機械に繋がる老人と、その脇の床に横たわる子供を発見するのだった。その子供を抱き上げるトグサ。すると老人が突然手を伸ばし、子供を返すように要求した。
「その子には全財産を投資している!。
国に取られるくらいなら、だれかに相続させた方がましだ。放っておいたら、どのみち虐待で死んでいた子供だ・・・。
これは、ソリッドステートに棲む者達の総意であり、ささやかなゲーム、いや、まっとうな経済行為だ!。
お前も自殺したくなければ、我々の社会に関わるな!。警告はしたぞ・・・。」
と言い残すと息絶えた。
 その後の処理に警察と聖庶民救済センターが当たっている時、トグサは気が付いた。この子供をトグサが助けなくとも、老人の死後、子供に遺産が渡るようにルーチンワークされているということに。
 トグサが特殊工作員の自殺、消えた子供達、貴腐老人が、ソリッドステートに棲む者達の総意によることなのか疑問に思っている時、「お姉ちゃんがいなくなった」という奥さんからの電話が入った。
 まさか、まだ電脳化していないのに誘拐?。「傀儡廻」のせいなのか・・・?。トグサは自宅へ急いだ!。

 一方バトーとサイトーは、タクシーから降りたラジ・プートを追っていた。
 しかしラジ・プートは熱工学迷彩を使い、2人の目をくらました。ラジ・プートはサイトーと同じように、狙撃に「タカの目」を使う。狙撃対象は衛星を逆探知すれば把握できる。しかし、やつの居場所はどうする?。
 2人はすかさず、近くにある高い電波塔を載せたビルの階段を駆け上っていった。
 そして準備を始める2人。
 一方ラジ・プートも標的を捕捉していた。
 バトーが衛星経由で、この情報を得る。標的の顔を確認。
 そしてサイトーもラジ・プートのを居場所を確認した。サイトーの指示により、この映像を逆流してラジ・プートへと送る。
 サイトーとラジ・プートの一騎打ちが始まる。2人ともお互いの狙撃場所を確認し、スナイパーライフルを向け合う。
 だが一瞬速くサイトーがトリガーを引く。ついでラジ・プート。すれすれですれ違う弾道。
 このわずかな差が勝敗を決した。
 左胸を打ち抜かれたラジ・プート。しかしサイトーも左腕とライフルをやられた。
 ラジ・プートの所へ急行するバトー。倒れているラジ・プートの映像をサイトーに送る。サイトーの顔に、充実感の笑みがこぼれる。
 バトーは続いてラジ・プートの目的を確認した。
 それによると、将軍の仇討ちのため日本に潜入したのだが、その仇が誰であるかという情報は二重スパイに教わったという。そして、教える条件が「その仇を殺れ」というものであって、また二重スパイの名は、外務省の宗井という代議士、とのことであった。
 荒巻課長に宗井議員のことを報告するバトー。しかしここで、意外な事実が判明した。
 カ・ルマ将軍暗殺の黒幕であるらしい人物こそが、二重スパイの宗井であり、「その仇を殺れ」と指示された狙撃の対象でもあったのだ。
 それを知りラジ・プートは、「自殺でもしたかったんだろう」と一言。
 これもやはり「傀儡廻」の仕業なのか?。
 だがラジ・プートの口から、「傀儡廻」とは人間ではなくソリッドステート内にある誘拐のインフラであることが判明した。ソリッドステートとは介護ネットのことで、日本は民主国家のくせに政府が子供を誘拐している、というのだ。
 救護班と、宗井の裏を洗うように要請するバトーであった。

 しかし、自宅へ急行したトグサに危機が迫っていた。
 家族に再会し、娘の無事を確認したトグサだが、その様子を監視カメラで監視する者がいた。
 娘を幼稚園に送ろうと、車に乗り込んだ2人。そこにバトーからの電通が入った。ラジ・プートの件である。
 「傀儡廻」は人ではなく、介護ネット内の誘拐のインフラである。
 そして介護ネットのことをソリッドステートと呼んでおり、誘拐には政府が関与していることをにおわせていた。
 また少佐に会った時、「ソリッドステートには近づくな。」と忠告された。
 さらにカ・ルマ達テロリストは、ソリッドステートを利用しようとしてパージされたのではないか、ということが報告された。
 この時、娘の携帯のコールが鳴った。「ママからだ・・・」という娘に、トグサは代わりに応答した。
 「警告を無視したな」という「傀儡廻」からの電話であった。「かわりにお前の娘をもらう!」というメッセージの直後、トグサの電脳はハックされてしまった。
 車を急発進させるトグサ。
 異変に気づくバトー。すかさずイシカワに、トグサの居場所を特定するように指示が飛んだ。

 トグサは「傀儡廻」にこの誘拐事件の真相を聞いていた。
 その内容とは、虐待などにより理不尽に損なわれる「ゴーストの再生利用をしている」というものだった。それをトグサの娘を使い、一部始終を追体験させるという。
 それは親の電脳をハックし、親が子供を病院に連れて行き、合法的に電脳化手術をさせることから始まる。
 その後、子供の記憶を上書きし、老人の家まで送る。これで誘拐は完了する。
 そして親も記憶を消され、子供はいなくなっている、というものだ。
 病院内を歩く2人。そこでトグサは気が付いた。まだ右腕が自由であることに。
 「選択の余地はあるってことか」
 ヒップホルスターのマテバに、そっと手をさしのべた。
 そのころバトーは、この「電脳設術病院」のヘリポートに着いていた。トグサを探して階段を駆け下りるバトー。果たして間に合うのか?。
 トグサは娘に、「パパが手を離して、バーンという音がしたら運動会のように走るんだ。絶対後ろを振り返っちゃだめだよ。」と言い聞かせ、目をつぶらせた。
 そしてマテバのハンマーをおこし、こめかみに銃口を付けた。
 それをバトーが発見する。「トグサ!」という叫びもむなしく、トグサは「愛してる」の一言を残し、トリガーを引いた。目をつぶったまま走ってくるトグサの娘を、バトーは抱き留めた。トグサを見ると、「見えない何か」に抱きかかえられているように、倒れるトグサの動きがゆっくりと止まった。
 少佐である。熱工学迷彩で身を隠していた少佐が、間一髪の差でトグサの発砲をそらせていたのだ。
 すかさずQRSプラグをトグサの首のコネクターに挿し、タチコマエージェントのマックスとムサシに、犯人追跡を指示した。
 気が付いたトグサ。少佐との再会である。少佐は9課を離れ、ネットを彷徨しながら組織的方法論では対処できない事件に、介在していたのだった。その捜査途上で、今回の誘拐事件を発見し追っていたのだ。
 そして「傀儡廻」は介護ネットに繋がった老人達の総体であり、それとは別に「ハブ電脳」が存在することもわかった。老人の総体が織りなすリゾームがあって、そのリゾームには中心という概念がないため、ハブは常に移動もしくはリゾームその物であるように振る舞っているのだった。
 マックスとムサシに追跡結果を確認したが、追跡に失敗していた。しかしその現在位置は、把握していた。
 老人介護システムの中枢が置かれている、「聖庶民救済センター」である。

 聖庶民救済センター近くの空き地に集結する9課メンバー達。
 ここで荒巻課長と少佐が再会する。しかし再会を喜んでいる時間はない。
 「傀儡廻」を押さえるべく、行動を開始した。

 しかし「傀儡廻」はいったい誰なのか。老人達を束ねている者は?。
 強制捜査をするには、証拠が少ない。しかし今までの情報から推理すると、この「聖庶民救済センター」を作る時から関わっている者の中に、「傀儡廻」がいたと推理される。
 「傀儡廻」は宗井議員を消すチャンスを狙っている。やつの正体を暴くのは、今しかない。
 「聖庶民救済センター」への突入を決意するのだった。

 9課偽装バンの隣に、播磨トランスポーターが到着する。その中から出てきたのは、タチコマだった。
 トグサとバトーも忍者スーツに着替えている。
 待機していたイシカワが、配線を引き抜くと「聖庶民救済センター」ビルのサイレンが鳴り響いた。突入開始である。
排水口のゲートが開かれる。そこから5機のタチコマが、次々に進入していく。
 迎え撃つのはアームスーツを着た警備サイボーグ。
 宗井議員も、そのころコンピューターを操作していた。「また検察のハッキングか?。」いつもの攻撃であると思い、従卒の官僚達に子供達の視察に行くことを告げた。

 進入した排水口付近で、タチコマに載ったパズが2機のアームスーツを撃破した。

 センターの資材搬入口を解錠しようとしている草薙機、トグサ機とバトー機、3台のタチコマの所へ、警備サイボーグが2機現れた。
 その時、扉が開き始めた。先に中に入る少佐。
 トグサ、バトーと草薙機、3機のタチコマは、機銃を掃射しながら警備サイボーグを引きつける。
 警備サイボーグは、「中に入った奴は終わりだ」と言い残し、タチコマを追跡した。
 二手に分かれたタチコマを追って、2機の警備サイボーグも分かれる。
 バトー機を追ったサイボーグは、タチコマと取っ組み合っているさなか、ポッドを出たバトーに背後を取られ、捕獲されてしまう。

 そのころ中に入った少佐は、アンドロイド警備兵に遭遇していた。
 「警告なしの発砲か・・・」。この施設の重要性を知るのだった。

 トグサと少佐のタチコマは、警備サイボーグを誘いながら、センターの壁面を上っていた。屋上に着いたタチコマは、ビルの反対側へと移動。警備サイボーグを迎える。
 屋上に着いた警備サイボーグが機銃を発射するが、タチコマ2機は身軽に飛び退き、壁面を落下。熱工学迷彩で行方をくらませた。
 タチコマが落下する直前、ポッドから出たトグサは熱工学迷彩で身を隠し、警備サイボーグの捕獲に成功した。これで追っ手はいなくなった。

 一方、中に入った少佐はアンドロイド警備兵に追われていたが、サーバールームの防壁の中にいた。その防壁を破ろうとするアンドロイド達。
 そこにバトーのタチコマが機銃掃射を加える。なぎ倒されるアンドロイド。数が多いが、グレネード弾も浴び、次々に倒されていく。
 中では少佐が、システムの制圧を行っている。突然入り口のドアが吹き飛んだ。飛び込んできたのはバトーだった。
「バックアップを。もう少しでシステムを制圧できる・・・。」
「まかせとけ・・・。いつだってそうして来ただろう。」
 アンドロイドの銃撃に、バトーはセブロC26を撃ちまくる。
 とその時、アンドロイドが突然フリーズし倒れていった。システムが制圧され、子供達の居場所も判明した。

 再度壁面にとりついていたトグサは、屋上へ行き荒巻課長らと合流した。

 視察に向かった宗井議員と官僚の一行は、教育区画にある洗脳室に着いた。そこには洗脳装置に繋がれた子供達が多数いた。
 満足そうな表情で眺める宗井。しかし或る一点で動きは止まった。
 そこには荒巻課長、トグサそしてタチコマがいた。
 宗井議員の犯罪を追求する荒巻。
 自己の考える正義を振りかざす宗井。お互いに譲らない2人であった。
 そこに少佐とバトーが到着する。
 「この子供達は孤児ではない。大半が誘拐された子供です。その誘拐事件を追ってここまで来た。あなたも、その誘拐事件の重要参考人です。」と告げられ、動揺する宗井であった。
 誘拐を行うようなバグを組み込んだ覚えはないと主張する宗井。
 そしてシステムを考案した者への事情聴取となり、コシキタテアキが名乗り出た。
 「自分がソリッドステートシステムの基本概念を作りました・・・。」そういうと、コシキは銃(セブロM-5)を取り出し、自分の頬に銃口を付け、トリガーを引いた。
 その様子を見、おびえて逃げ出そうとする宗井議員と官僚達をトグサが拘束していく中、少佐はバトーのバックアップの元、コシキの記憶・意識が意味消失する前に、コシキの電脳へとダイブしていった。

 そして「傀儡廻」事件の全容があかされようとしている。

 しかし、その先にあるものは?

 

 

 


 

 

攻殻SSS キーワードを考える

「傀儡」とは (読み : かいらい)

 

 (1) 陰にいる人物に思いどおりに操られ、利用されている者。
 (2) 操り人形。くぐつ。
                                 「goo辞書」より
 

 このことにより「傀儡廻(くぐつまわし)」とは「操り人形を操る人」ということになり、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」にでてきた「人形使い」と同じであると言えます。各種ブログにも、「人形使い」という記述を見ることが出来ます。

 


 

でも、おもしろいですね。押井監督の劇場版攻殻機動隊「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」に出てきた「人形使い」と同じキャラクターが、神山監督のTV版攻殻の続編である「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」に、「傀儡廻」として登場するとは・・・。

今まで神山監督は1st、2nd共に、「1つのことに大衆が同調し、拡大していく」という事象を扱っています。
1stの「笑い男事件」。アオイ君がネットで見つけた「マイクロマシンに電脳硬化症を治す効能がないことの論理的内容の文章」が元になり、「オリジナル無き模倣者」が事件を拡大していき、それを権力者が利用した。
2ndではクゼがハブ電脳となり、300万人の招慰難民に自分の革命の理論を公開し、難民はそれに同調した。
これは大多数の人間を「感化」はするけれども、「人形使い」や「傀儡廻」のように人間を積極的に自分の意図するように操るのとは異質なものです。つまり自分の考えを公開し、それに大衆が同調するのであり、積極的に人を動かすものではないと言うことです。

ところがSSSでは「傀儡廻」は、積極的に人に介入し自殺へと導いています。
しかしもう一つの側面として「傀儡廻」は、貴腐老人
の「財産を死後、国に没収されるのを防ぎたい」という欲求を、虐待され死に追いやられようとしている児童を跡継ぎとしてもらうことによりかなえる方法を提示し、老人たちはそれに同調した。「傀儡廻」の「GHOSTの再生利用」という考えと、うまくリンクさせて。

このことからSSSは、押井監督の積極的な人間操作と、神山監督の「すべてが同じ色に染まっていく」(攻殻機動隊名台詞より)という大衆の問題を、見事に融合させた作品であるといえないだろうか。

 

題名の「Solid State Society」とは

神山監督が言っています。

「長編は一目で俯瞰しきれないから、一言で今回の出来事を言い表せる言葉を見つけよう」
ということで、YMOの「Solid State Survivor」という曲名をそのまま引用してもよいかと思ったが、「生き残ろう」というメッセージも押しつけがましく感じたため、”
状態のみを表す言葉”として「Solid State Society」に決まったそうです。
そして、テーマを表現するには、この言葉を直訳するのが一番適している、とも言っています。

 

 

Solid
固体の; 【数】立方の, 立体の; 実質[中身]のある, ぎっしり詰まった ((with)); 正味の; 堅い, がん丈な; (色調が)無地の; 純粋な; 団結した, 満場一致の; (学問が)しっかりした; まじめな, 信頼できる; 確かな; 慎重な; (財政的に)堅実な; 連続した; 【印】べた組の; (複合語が)ハイフンなしに結合した ((例softball)); 〔話〕 仲がいい; 〔俗〕 (音楽が)いかす.
━━ n. 固体; (普通pl.) 固形の食物; 立体.
State
状態; 〔話〕 興奮状態 (in [into] a 〜); (人の存在状態たる)地位, 身分; 高位, 威厳, 荘厳; (普通the S-) 国(家); (普通S-) (米国・豪州の)州; 〔話〕 (the States) 米国 ((米国人が国外で自国を呼ぶのに用いる)).
上2つを合わせると
Solid State
【電子工】ソリッドステートの, 固体中の.
Society
社会; 世間; …界; 社交界, 上流社会(の人々); 会, 学会, 協会, 組合; 社交; 交際; 一緒にいること.

「goo辞書」より

 わかりづらいですが、直訳では「たくさんある」「状態」の「この世の中」、ってことになるんでしょうか。

 そして、続けて神山監督のコメントで、
「現実社会で起きている問題を盛り込むことが大きなモチベーションとなっている」
というのがあります。
 今我々が生きているこの現在、毎日たくさんの事件が起きています。
 そして将来予測できる問題もあります。
作品のコンセプトに、現在があってその先の未来(西暦2034年)を描く、というのがあります。

 

 つまり、現在抱えている問題と、そして将来起こるであろうと予想される問題が「ぎっしり詰まった」「状態」の2034年の「社会」。そして、それら問題の解決方法の提示を、このSSSでは言っているのではないでしょうか。

 

 

 


 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

10,290

amazon

約100分の長編作品
発売予定日:2006年11月24日
発売:バンダイビジュアル 
販売:バンダイビジュアル

特典 初回封入特典
 コンテ用語解説付き 絵コンテBOOK(約130P)

毎回映像特典
スペシャル映像満載の特典ディスク(約30分)
●攻殻機動隊S.A.C.の世界
「攻殻S.A.C.」の世界を「笑い男事件」「個別の11人事件」等、様々な角度からクローズアップして徹底紹介
●完全新作 「タチコマの日々」(3分予定)
●タチコマロボット メイキング映像

毎回封入特典
●16Pブックレット
 用語解説、スタッフインタビュー、設定資料を満載

 

 

 

 

 

 

 


 

 

スタッフ

原作: 士郎正宗
企画: 石川光久、渡辺繁
脚本: 神山健治、菅正太郎、櫻井圭記
絵コンテ: 神山健治、吉原正行
設定(キャラクターデザイン): 後藤隆幸、西尾鉄也
音楽: 菅野よう子
音楽監督: 若林和弘
監督: 神山健治
制作: プロダクションI.G
製作: 攻殻機動隊製作委員会(Production I.G、バンダイビジュアル、電通、ビクターエンタテインメント、日本テレビ、徳間書店)

 

 

 

 


 

キャスト

草薙素子: 田中敦子 「少佐」と呼ばれる、公安9課実戦部隊のリーダー。
全身義体のサイボーグで、屈指の義体使い。格闘戦、電脳戦、冷静な判断による指揮能力は超一流。9課のメンバーはほとんど、この少佐がスカウトした。2nd GIGのラストシーンで作戦指揮をバトーに託し、失踪した。
そして2年が経過した。
少佐は、なぜ失踪したのか?どこにいるのか?何をしているのか?これがSSSの謎であり、見所でもある。

荒巻大輔: 阪脩 陸自情報部出身。冷静な判断力と戦略策定能力を持ち、部下から信頼されている公安9課長。凶悪犯、テロリストばかりではなく、政府内の巨悪とも戦っている。2nd GIGにおいて、「個別の11人」事件を解決し、茅葺内閣を救ったため、絶大な信頼を得た。しかし、高倉官房長官更迭に伴い、独立独歩の道を選んだ日本は、国外にも注意を向ける必要が生じた。
そして少佐が失踪して後、9課の行く末に苦慮している。

バトー: 大塚明夫 陸自レンジャー部隊の出身。実力はナンバー2。全身義体のサイボーグ。義体パワーを生かした各闘技が得意だが、本人は「情報戦のプロ」といっている。
情が深く、タチコマら機械にも愛情を持って接する。
少佐が失踪して後、新しい9課の体制になじめず、独自捜査を行ったりしている。

トグサ: 山寺宏一 義体化率の高い公安9課において、電脳以外生身という異色の存在。また、軍上がりの多いメンバーの中で、元刑事という点でも異色。
唯一の妻帯者で子持ち。
今回、草薙が抜けた後のリーダーという設定。そのため多少義体化も行い、マテバにこだわりがあるものの、実戦ではセブロを使うようになった。冒頭、空港内で使用したのはセブロM-10である。

イシカワ: 仲野裕 9課の中で最も素子とのつきあいが長く、軍時代からである。元軍情報部所属で、凄腕のハッカー。CIAなどにも潜り込む。バックアップ担当で、ウィルス解析やワクチン開発、情報収集に防壁の突破・構築などを行う。デスクワークが多いが、いざとなれば軍時代の格闘戦や銃器も扱う。「9課は荒事が得意なんだ」といっていた。

サイトー: 大川透 元傭兵。軍時代は少佐の敵であった。少佐との戦いに敗れたが、狙撃の腕を買われスカウトされた。
そのとき負傷した左目と左腕を義体化し、目には衛星とリンクする狙撃システムである「鷹の目」が埋め込まれている。肉眼での狙撃も、超一流である。
しかし現在は、心肺機能など多少義体化を行った。

ボーマ: 山口太郎 バトー以上の長身で、バックアップ担当。主にバズと組んで操作を行うが、イシカワのサポートで電脳戦を行うこともある。ウィルスのワクチンも作る。
2nd GIGでは、爆弾処理も行った。軍当時は「仕掛けるのが専門だったが」と、本人はいっていた。

パズ: 小野塚貴志 潜入捜査や聞き込みなど情報収集を担当。しかし腕っ節も強い。S.A.C.では、総監暗殺現場で屈強なSPを殴り倒した。
クールだが女癖が悪く、2nd GIGでは元愛人に命をねらわれた。
少佐がスカウトしたときにも、「俺は同じ女と二度寝ない主義だ」と言ったとか。そのせいか、9課内では無口になった?。

タチコマ: 玉川紗己子 公安9課専用の思考戦車(初代はアームスーツとして開発される 詳細 )。基本は隊員搭乗による操縦だが、自立型AI搭載で、独自行動もとれる。行動終了後、個体差をなくすため並列化を行ったが、情報を吸収していくことで個性が生じ、2nd GIGではゴーストが宿ったのではないかと思わせる行動も起こした。

2nd GIGで、バトーらを救うため核ミサイルに衝突し消滅したが、ネットを漂流していた断片を草薙が集め修復することにより、再生した。

マックスとムサシ

黄色いのがムサシで、かつてのバトー専用機

ウチコマ: タチコマが消滅した後、9課に配備され、行動終了後に並列化を行ったが、1stや2nd GIGのタチコマとは違いゴーストが宿ったような行動はおきなかった。

バトーがマ・シャバのいる病院に連れて行ったウチコマは、2nd GIGの最後、失踪前に少佐が乗っていたウチコマである。
乗り捨てられていたのを回収し、バトーが使っていた。

アズマ: 尾形雅宏

9課新人:

久保田: 鈴木泰明 自衛軍統合幕僚会議情報本部の本部長。殿田塾で荒巻と同期であり、そのため現在でも情報面で荒巻と協力し合っている。

殿田: たてかべ和也 かつて赤鬼一等陸佐と呼ばれ、殿田塾を興していた。荒巻、久保田、そして辻崎が三羽がらすとしていた。
しかし、かつて違法行為が発覚し、教え子である荒巻に逮捕されたことがある。

中村: 玄田哲章 外務省において、秘密工作を担当する条約審議部の部長。

コシキ: 内田夕夜 聖庶民救済センターの児童誘拐インフラであるSolid State systemの基本概念を作ったのが、このコシキ タテアキである。傀儡廻の張本人。しかし2年前に、本人はすでに死んでおり、これはリモート義体。

宗井: 石田圭祐 宗井 仁代議士。純潔の日本人による支配階級を形成することを公約としている、反動保守のナショナリスト。エリート養成(洗脳)プロジェクトの指揮者。
また、聖庶民救済センターの管理・運営に関する主導的立場にいる。
カ・ルマ暗殺計画にも関与していた。

ラジ・プート: 岩尾万太郎 元シアク共和国の特A級スナイパー。当時の階級は中尉。サイトーと同じく「鷹の目」を持つ。
カ・ルマ将軍暗殺の敵討ちのため、日本に潜入した。そのターゲットが宗井 仁代議士だが、この情報も「傀儡廻」によるもので、彼も操られていた。

 

 


 

 

攻殻SSSのDVD発売前に集めた情報

久々に出る「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」DVDが発売される前、どのようなストーリーかを予想するために、色々集めた情報です。
現在すでにDVDが発売されているため、その内容・ストーリーがわかった今は必要のないものではありますが、私が攻殻の世界を知ってからの初めての新作であるため、このような体験をするのがは初めてでしたので、記念として残してみました。

結構楽しめました。DVDの発売を待ちわびながら、色々情報を集め、予想していたんですね。私ばかりではなく、攻殻ファンの方々も・・・。

最新情報

「プロト」さんより、耳寄りな情報が入りました。
海外のサイトですが、You TubeでSSSの映像配信をしています。DVD発売まで4週間(10/31付)を切りました。
あなたはそれまで待つか? SSSを見るか? 
詳しく知りたい方は、「プロトさんのブログ」へどうぞ。

(プロトさんのブログにて http://blogs.yahoo.co.jp/libra_49hukuhei2/4710589.html 

プロトさん、ご協力ありがとうございます。

 


情報その1
(ブログにて 
http://blog.livedoor.com/common_theme-36639.html 

「草薙少佐が去り」そのため、「トグサが新しく組織を率いる立場」となっていますね。
この設定というのは、最初の情報であるProduction I.Gの公式発表(pdfファイル)の「難民蜂起事件から2年後」とは違ってきており、S.A.C. 2ndGIG(TV版)の続編ではなく、映画版の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編としての位置付けとなります。
制作過程で、根本から変えたんでしょうね。

情報その3」にある「日経キャラクターズ!6月24日(土)発売号」記事中に、
SSSで素子はこうなる!?と題して
前作のラストシーン。新型機ウチコマに乗り一人で別方向へ消えた素子。彼女の行く手には広大な都市が広がっていた。失踪の理由としてクゼの死にまつわる様々な葛藤があったことは間違いない。現時点では情報の一切が謎に包まれているが、姿を現してくれることを期待しよう。
とあります。
 「
別方向へ消えた」とは、気がつきませんでした。皆さんはどうですか?。
ということは、上の「取消線」部分は違い、素子は2nd GIGの最後で失踪し、SSSの最初は登場していない、と想像することができます。
 上記早とちり、申し訳ありませんでした。

 ですが、「姿を現してくれることを期待しよう」とありますが、新情報ではバトーは「偶然、素子と再会」とありますので、本誌記事を鵜呑みにするのも危険かと思います。記事を執筆した時より、さらに情報が出てきてますね。

 ただ、下で掲載していますが、「傀儡廻(くぐつまわし)」は、「人形使い」を連想させるので、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」とのパラレルワールドである可能性も否定できません。

 

別方向へ消えた」を検証すると

 2nd GIGの最後のシーンでは


隊員たち


 


素子


 

 ここでよく見ていただくとわかりますが、
 一番左の画像が「
隊員たち」、そして2番目から右側3枚は「素子」です。
 「
隊員たち」はむこうが崖で手前が海の場面で、左に走っています。
 ところが「
素子」の場合は、むこうに崖(右から2枚目の画像は崖は左で、右は海)が見えるのは一番左の「隊員たち」と同じですが、右に走っています。
 つまり「
隊員たち」とは、逆の方向に走っていたわけです。

このことは、「情報その3」で紹介している「日経キャラクターズ!(characters!)6月24日(土)発売号」で神山監督もインタビューの中で答えています。

 監督は、上の場面で「もしかしたら素子は9課に戻らないかもしれない、と言うことを暗示した」と言っています。
 そして、元々S.A.C.は「人形使いに会わなかった」以外は映画の平行世界で動いているという設定なので、素子も9課から去った、といっています。

 なぜ素子は、メンバーと逆の方へ行ったのか。そして、どこに消えたのか。SSSが楽しみですね。

バトーが「偶然にも草薙に再会する。「Solid State“に近づくな」という謎の言葉を口にして去る草薙」ともあります。
いったい何を意味しているのでしょうか。

 

 

とうとう明日、放送開始の日となりました。
いったい、どんなストーリーが展開されるのでしょう。
スカパー!を見れる人がうらやましい。

 

 


情報その2

「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」デザインコラボレーションイベント
 この作品に協力している日産自動車の銀座ギャラリーにて開催。
  日   時 : 一般公開 2006年8月5日(土)〜8月14日(月)
  開場時間 : 10:00〜20:00

 http://www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/1590_/s06_/002322.html

 


日産銀座ギャラリーのコラボレーションイベント紹介ページ

 http://www2.nissan.co.jp/EVENT/KOUKAKU/top.html

  壁紙のダウンロードや、フォトギャラリーもあります。

 

 

とっておき情報

 このイベントに行ってきました。

 そこでは特別CMも放映されており、
 
***国(国名を忘れてしまいました。ごめん。)テロリストの報復20,000人以上の行方不明児ウイルスMMなどのテロップが流れていました。

 今までの情報通り、いろいろな事件が発生し、それが一本の糸につながるようです。

 映像としては、プロトが自分の頭に銃をつけて「ごめんね、先輩」というのが有り、気になるところです。
 タチコマ(正確にはウチコマですね)の映像がなかったのも、気になります。

 

 


情報その3
日経キャラクターズ!(characters!)6月24日(土)発売号( amazon )に、
「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Societyを完全予測」と銘打って、記事が載っていますし。
(ブログにて 
http://blog.drecom.jp/meowmeow/daily/200607/03 

 記事内容
   今年公開を目指す攻殻最新作SSS(060p)
   S.A.C&2ndGIGからひもとく、攻殻の謎(060p)
   神山健治監督ロングインタビュー(060p)
   脚本・菅正太郎&櫻井圭記インタビュー(060p)

日経キャラクターズ!ホームページ
 http://chara.nikkeibp.co.jp/chara/

私もこのページから購入いたしました。 

 

とっておき情報

 この「日経キャラクターズ!6月24日(土)発売号」内の上記記事トップページには、
  「攻殻S.A.C. SSS 放送決定!!!
  スカイパーフェクTV!
  アニマックスPPV(ペイパービュー・有料)チャンネルにて!!」
 とあります。
  これって、下に紹介してある「
パーフェクトチョイス160PPV」のこと? ですかね?
  よくわからないのですが、参考までに載せてみました。

 家では、ケーブルTVで無料のアニマックスは見れるけど、有料チャンネルだと、ちと無理だなー。

攻殻機動隊ファンの皆さん、いろいろな情報をありがとうございます。

とっておき情報 9月8日発見

http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/09/04/sacsss/ にて見つけました。9月9日に開催されます。

以下は、このホームページの原文より

9月9日には都内・テアトル新宿にて「攻殻機動隊S.A.C.オールナイト〜公安9課24時」が開催予定。今回の『〜Solid State Society』やテレビシリーズの傑作選を上映するほか、神山健治監督をはじめとしたゲストも多数出演する予定なので、DVDのリリースまで待ちきれないという人は足を運んでいただきたい。24時開演予定で、料金は2,500円(当日券のみ。当日17時から劇場窓口にて整理券付き当日券を販売)。なお深夜興行のため、18歳未満は入場不可。問い合わせはテアトル新宿まで。

自分も見てみたいが深夜だし、土曜は仕事が・・・。でも日曜日の0時ということか?。

まだまだ、目が離せません。

 

 


 

 

 

 

 

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