銃器
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ツァスタバCZ-M100
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「攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL」に登場
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この銃の元と考えられるCZ99は、軍用向けの大型ダブルアクション式自動拳銃で、旧ユーゴスラビア(現セルビア)のツァスタバ アームズ社が開発し、旧ユーゴスラビア(現セルビア)軍の制式拳銃に選定された。
9mm×19弾(.40S&W)を使用。 |
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セブロ C-26A
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サウンドサプレッサー付き
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9課のアサルトライフル。サプレッサーの装備が可能で、潜入時の携行に適している。
弾薬 : 5.45mm×45ライフル弾
前世紀末にFNハースタル社より提唱された個人防衛武器P−90のコンセプトを、40年の歳月を超えセブロ社が昇華させたと思われる短機関銃である。
現在においても革新過ぎたP−90の装弾システムは設計思想から排除され、保守的で確実性の高いL字型マガジンには強力な貫徹力を誇る5.45mm×45弾が50発装填されている。少佐が好む、ジャムりづらい堅実な構造を備えた銃である。
射手の利き手に関係なく使用できる様にセレクター、コッキングレバーは左右両側に配置されている。
照準装置としてロータリー式のアイアンサイトが付いてはいるが、前後のサイト長が不足気味なのは否めない。 それを補うためにレーザーサイトが装備されているので、より正確で迅速なサイティングも可能である。
その反面、銃身が短いため狭い場所での取り回しに優れているので、9課の任務としてはこの大きさに勝る物はない。
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セブロ C-30
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ミニグレネードも使用可能な、9課のアサルトライフル。マガジンはC-26Aと共用できる。
弾薬 : 5.45mm×45高速ライフル弾
1つ上のセブロ C−26Aを母体にして、性能向上を図ったモデル。
主な改良点は、
○初速と集弾性を向上させるためのロングバレル化
○銃口にフラッシュハイダーの装着
○攻撃力向上のために、銃身下部にアッド・オンタイプ40mmグレネードを装着
○サイト関連の変更
これらの改良は、Cシリーズはパーツの共有化と、換装によってさまざまな用途に対応することを前提にモジュール構造化されているから出来ることである。
アッパーフレームの延長とロングバレル化により、銃床部も大型化され、射撃時の安定化が図られている。
大型のコンペンセイターの効果も高く集弾性は良さそうだ。上部にのみ開口部があることから、発射ガスを上側に集中廃棄することで、銃口の跳ね上がりが少ないと思われる。
グレネードは、弾薬をコンピュータ制御して敵の頭上で炸裂させる「エア・バースト」タイプも使用可能である。
サイトについては、光学サイトの装着と、レーザーサイトのスイッチをトリガーに移動して使いやすさを向上させている。さらにQRS照準が可能となっており、光学サイトにも電子的な照準システムが内蔵されていると考えられる。
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セブロ M-5
3.5in.
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少佐が通常携行(S.A.C.1stで)しているハンドガン。SA/DA(シングルアクション/ダブルアクション)のオートで、小口径高速弾を19発装弾可能。
弾薬 : 5.45mm×18高速弾
大型のフィンガーレストが特徴的な、セブロ社製の中型ハンドガン。極めて精度が高く、3秒間に全弾発射しても弾が詰まることがない。
アンピセーフティ、リングハンマー、3.5インチのショートバレルというコンポーネントは、被服の下に隠しやすく、どちらの手でも取り出しやすい中型の自衛用ハンドガンと思われやすいが、実際は強力なファイアパワーを持つ「羊の皮をかぶった狼」である。
その理由は弾薬にあり、通常は鉛を使用している弾芯にアルミを使用することで軽量化を図り、鉛使用時の倍近い銃口初速を獲得している。高い貫通力のため、強化サイボーグに対しても致命的な武器となっている。
弾は小型だが強力な5.45mm×18弾を使用しており、この銃サイズにして19+1発というハイキャパシティを持つ攻性ハンドガンに仕立てている。
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マテバ
オートリボルバー M-2008 4in.
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マテバ社(マキナ・テルモ・バレスティック社)が競技用として開発した、6連装のオートマチック・リボルバーの最新モデル(2030年当時)がこのM-2008。この銃は、架空のものである。
トグサがこだわりを持って愛用しているこの銃は、下にあるM-2006(これも架空の銃)を押井監督がアレンジしたものである。 |
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マテバ リボルバー M-2006M 2.5in.
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イタリアのマテバ社が1997年に開発したマテバ
6 Unicaを、攻殻用にアレンジしたもの(架空の銃)。
銃身の跳ね上がりを抑えるためにシリンダー(回転弾倉)の一番下の弾を発射する(普通は一番上)というユニークな構造を持ち、シリンダーのスイングアウトの方向も上方向(普通は横)で、更には用途によって自由にバレルを換装できることから高い汎用性を獲得している。加えて、リボルバーでありながらオートマチック機構を備えているため「オートマチックリボルバー」とも呼ばれる。
この「リボルバーにオートマチック機構」について具体的に説明すると、初弾をダブルアクションで発射し、その反動でバレルからシリンダーまでがわずかに後退することで撃鉄を自動的に引き、シリンダーを回転させるという仕組みである。そのためリボルバーの持つ信頼性を兼ねていながら引き金が自動拳銃並みの軽さになっているので命中精度を向上させることができる。
(Wikipediaより) |
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クルベナ・ツァスタバ・ノスレ CZN-M22
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「攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL」に登場
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セルビア製。P90などに使われる、5.7mm弾を使用。
プルバップ方式(マガジンをグリップより後に配置する)で、トリガー下のセレクターで、セミ、フル、セフティを切り替えるのが特徴である。 |
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マガジンの装填 |
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セブロ狙撃ライフル
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主にサイトーが使用している50口径(12.7mm)の狙撃ライフル。12.7mm×99弾を15発装填できるヘリカルマガジンを装備した、ボルトアクションのスナイピングシステムを採用している。
バレルはレシーバー側で保持されるフローティングバレルで、精度の保持に一役買っている。
さらにバイポッドとモノポッドにより銃の安定が保持されるので、時として長時間に及ぶ狙撃任務中の射手にかかるストレスも最低限に抑えられるだろう。 |
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NTW20対物ライフル
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NTW20はセミオートマチックのアンチマテリアルライフルで、極めて強力な20mm×180弾を使用する。
5連ボックスマガジンはフレームの中心線上に上部より装填(Mauser C96のように)され、照準器はオフセットされている。
あまりにも反動が大きすぎるので、射撃時は地面に固定されてから発射され、さらにレシーバー部分が後方にスライドして、反動を打ち消す構造になっている。まさしく、対戦車ライフルである。 |
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Mauser C96 →
(モーゼル C96) |
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このモーゼルは、かつてモンゴルの騎馬兵がよく使っていた。
トリガーの前にマガジン(カートリッジのみ)があり、前部が重いために撃った時の跳ね上がりが小さく、揺れる馬の上で連射をするのに、好都合だったのかもしれない。 |
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FNハーフスタイル
ハイパワーM7 カスタム
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元々はベルギーにあるファブリック・ナショナール社(略して FN)が作ったセミ・オートマチックの銃。前世紀中盤に開発された銃であり、近代拳銃の基本要素が詰まったこの傑作銃をベースに公安9課で、高速徹甲弾が撃てるように銃全体の剛性を高めるなどのカスタム化が施されたものであって、90年以上も前に設計されたとは思えない完成度の高さである(設計者
: ジョン・ブローニング「John Moses Browning」アメリカの銃器設計家)。その原形と思われるのが、右のBrowning Hi-Power Mk.III SFSである。
前世紀末の第4次非核大戦以降、アメリカ帝国軍ではストッピングパワーの不足する9mm弾を使用するM9ピストルに対する不信から「45回帰」とよばれ、45ACPを使用するハンドガンへの要望が強まった。一部エリート部隊では従来の9mm弾を使用することを拒否し、独自採用を決行したため物議を醸した事があった。
その中で陸軍第75レンジャー連隊が採用したのがこのハイパワーM7であり、ヨーロッパ系のFNハースタル社が作った唯一の45口径ピストルである。 |
Browning Hi-Power Mk.III SFS
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G33 ADVANCE
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オーストリアのグロック社製で前世紀末のコンパクトオートのカスタムガン。
.357口径のG33にアンダーマウントレール、コンペンセイター、ロングマガジンとマガジンカバーを装着したもの。
基礎訓練で使用している事から、9課では最低でも.357SIG弾以上のパワーを持つ弾薬でなければ効果の薄い対象を想定していると思われる。
なぜ、コンペンセイター(フラッシュハイダー 日本語で「消炎制退器」)付きモデルのあるG31やG32を選択せず、わざわざ最小モデルのG33にオプションをつけたのかを推測すると、潜入捜査時はオプションをはずし一般の市販品を装い秘匿性を高め、いざ強制捜査や突入となるとフルサイズのものと同等のファイアパワーを発揮する為ではないだろうか。
賛否両論のあるトリガーに付く独特のセーフティ(右画像)。リアサイトは引っかかりの少ないタイプに変更されている。 |
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SMG(バトーのサブマシンガン)
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バトー私物のサブマシンガンで、形式不明。セブロ社製と思われるが詳細はわからない。セブロCシリーズのバリエーションの様だが、C-26Aと比較すると簡素化された廉価版の様である。
車両搭乗員の自衛用などの目的で開発され、護身用にも普及しているのか?。
毎分900発を発射できる。
弾薬 : 5.45mm×45ライフル弾(C-26Aと同様) |
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M-134(バトーのミニバルカン砲)
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M-134は、ジェネラルエレクトリック社が航空機搭載用に製作した20mmバルカン砲であるM-61A1を、口径7.62mmに縮小した機関銃でミニガンとも呼ばれている。最大毎分6,000発発射可能な連発能力はM-61A1と変わらない。前後に400発入りの弾倉を持っている。 |
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ボーマの大砲
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形式不明の大型火器で、おそらくセブロ社製ではないかと思われる。脱着式の弾倉を持つ、口径40mm程度の半自動連発式グレネードランチャーと思われる。巨大すぎるサイズやQRS照準以外の照準器が全くない事からも、義体化された射手にしか使いこなす事ができないだろう。
S.A.C.1stではビル内の戦闘で使用していた為、対人グレネードを使用。 |
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狙撃システム
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海上自衛軍が正式採用している20mmセミオートマチックスナイピングシステムである。
基本的な構成が同一なことからも、前述のNTW20対物ライフルをベースに設計されていると思われる。銃本体だけでなくコントロールユニット、ヘリコプターまでも含めてのトータルシステムである。この時代、設置する場所(これの場合はヘリコプター)をも含めたトータルシステムで開発する為、その性能は驚異的である。 |
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